ようこそ扶余博物館へ。
扶余博物館を訪れていただき、誠にありがとうございます。扶余は、忠清南道の母なる川・錦江流域の豊かな自然環境に恵まれ、先史時代からの多くの文化遺跡が残っている歴史ある地域です。特に古代に百済の文化が最も華やかに開花した泗沘百済の都であり、今でもその足跡と真の姿に触れることができます。

国立扶余博物館は、このような文化的背景に基づいて1929年に発足した「扶余古跡保存会」を皮切りに、現在に至るまで84年の長い歴史を持っています。当館はこれまで、忠清南道の西部地域における先史文化、特に百済の文化遺産の保存・管理において重要な役割を果たしてきました。また、遺跡・遺物の展示や調査研究、文化教育、国際交流などのさまざまな活動を通じて、百済の歴史と文化を広く発信することに努めています。

さらに、最近高まっている利用者の文化の享受へのニーズと期待に合わせて、より快適な観覧環境を提供するために、展示施設の環境改善や展示遺物の多様化、新技術融合コンテンツの開発に取り組み、スマートデジタル博物館に生まれ変わるべく、努力を重ねています。そして、社会の多様化に合わせて、利用者に応じたプログラムを運営し、幅広い層の方々に合った文化サービスを提供することで、国民の方々に親しまれる百済専門の博物館として、専門性と地位を高めるための努力を継続していきたいと思います。

これからも利用者を中心に考え、文化サービスの品質向上に努めてまいりますので、変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。百済文化の香りが、皆様の心の中に漂うことを祈念いたします。

これからもよろしくお願い申し上げます。