硝子管玉
Information
- 遺物番号 扶余-003390, 003385
- 漢字名 琉璃製管玉
- 国籍・時代 韓国-初期鉄器
- 出土地 扶余郡窺岩面合松里
- 材質 硝子/宝石-硝子
- 文様
- 銘文の内容
- 用途 衣-装身具
- 大きさ 長さ 6.1
- 指定区分
- 参考図録 国立扶余博物館小図録(2011), 国立扶余博物館常設図録(2011)
- 展示位置 第1展示室
紀元前2世紀頃の扶余・合松里遺跡からは、青銅器とともに、鋳造された鉄斧が発見され、南部地域における鉄器時代の幕開けを推定することができる。また、長い管状の硝子製品もいっしょに出土している。合松里硝子管玉は、金属の棒に、後に剥がしやすくするために耐火粘土を塗り、硝子の原液を巻きつけ、長い形を作った。成分分析の結果、鉛-バリウム系統の硝子であることが明らかになった。鉛-バリウム系統硝子は主に初期鉄器時代の遺跡から、鋳造鉄斧とともに発見されている。これらを考えると、硝子の加工技術は鉄器製作技術と密接な関わりがあると推定される。硝子管玉は、合松里以外でも、錦江流域を中心に多くの遺跡から発見されているが、他の地域では出土例はない。